今日は口腔ケアについて勉強したことをご紹介したいと思います。

ところで皆さんは毎日の口腔ケアをやっていますか?

もちろんやっていますとお答えになる方が多いことと思います。

では、口腔ケアはできていますか?

自信が有る方、無い方、様々だと思いますが、おそらく多くの方は多分できていると思われているのではないでしょうか?

口腔ケアをやっていることはもちろんのこと、適切な方法でできていることが大切な点であると言えます。やはり一度は歯医者さんで専門的なチェックをしていただくのが良いでしょう。

では口腔ケアとは…
歯磨きのことでしょうか? 歯磨きとうがいでしょうか?
歯がまったく無い人(総入れ歯の人)はしなくてもいいのでしょうか?
口から食事をしていない人(体に入れたチューブで栄養を摂っている人)はしなくてもいいのでしょうか?

口腔ケアとは、歯のケアだけではなく、歯ぐき、頬と唇の裏の粘膜を含め、舌および口の中全体のケアと言っていいでしょう。
つまり、歯がなくても口腔ケアは必要と言うことです。もちろん、入れ歯をお持ちであれば、入れ歯の手入れ(洗浄)も必要です。
また、口から食事をしていない人については、口腔ケアができていないと、口の中が乾燥したり、痰などの分泌物が時間の経過と共に乾燥して上あごの粘膜や舌 に貼り付いたりして、不潔になってしまうことがあります。また、舌の表面には苔のようなものがついてしまうこともあります。さらに、衛生面だけではなく、 口で食事をしていない状態が長く続くと口の食べて飲み込む機能そのものも衰えてきてしまいます。そこで、摂食嚥下リハビリテーションと言われる専門的なケ アが必要になってきますが、口腔ケアはその一部であり、第一歩でもあるとも言えるのです。つまり、口の中をきれいにするとともに、意識して舌、頬、唇を動 かして刺激することでリハビリテーションのひとつになるのです。
また、健康で口から食事している人にとっても、誤嚥予防や機能維持にもなります。

いくつになっても、おいしく食事をするために、適切な方法で口腔ケアをしましょう。